軽自動車選びにかかせない税金・燃費以外の「ランニングコスト」って?

たとえば、トヨタ・アクアは重量税、自動車取得税ともに100%軽減で、自動車グリーン税制は概ね75%減税となり、「S」グレードの場合、この3つで合計約9万5100円優遇されます。

軽自動車は取得税、重量税が「免税」となる車種でもグリーン税制による控除は軽自動車にはないため、軽減幅は3万円に達しません。しかも最近の軽自動車は、ターボ仕様だと180万円を超えるような車両価格も珍しくありませんから、軽だからといってイニシャルコストを抑えられるとは嗅ぎません。

また、軽自動車税が7200円で済むのは魅力! という声もありそうですが、2015年4月1日以降は1.5倍の1万800円に引き上げられますから、コンパクトカーの自動車税とは幾分縮まります。

それでも、依然として軽自動車税の負担が軽いのは事実。ただし気をつけたいのは、維持費であるランニングコストは税金だけではありません。

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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