たとえば、トヨタ・アクアは重量税、自動車取得税ともに100%軽減で、自動車グリーン税制は概ね75%減税となり、「S」グレードの場合、この3つで合計約9万5100円優遇されます。
軽自動車は取得税、重量税が「免税」となる車種でもグリーン税制による控除は軽自動車にはないため、軽減幅は3万円に達しません。しかも最近の軽自動車は、ターボ仕様だと180万円を超えるような車両価格も珍しくありませんから、軽だからといってイニシャルコストを抑えられるとは嗅ぎません。
また、軽自動車税が7200円で済むのは魅力! という声もありそうですが、2015年4月1日以降は1.5倍の1万800円に引き上げられますから、コンパクトカーの自動車税とは幾分縮まります。
それでも、依然として軽自動車税の負担が軽いのは事実。ただし気をつけたいのは、維持費であるランニングコストは税金だけではありません。