■開発コンセプトに込めた情熱と戦略!
開発責任者の印南LPLは、4ドア乗用3列ミニバンのオデッセイがスライドドアの背高ミニバンになることを受け、新型ジェイドに3つの新しいコンセプトを織り込みました。
1つ目は、アジアや新興国市場へのグローバル進出です。実は日本で売るために、事業性確保を狙ってグローバル化を目指したこと。漏れ伝わる本音に、開発陣の熱い情熱を感じます。ちなみにハイブリッド仕様は、日本のための専用開発となっています。
2つ目は都市型の進化を目指し、フロントのセダン空間はそのままに、セカンドシートにゆったりしたリムジン空間を実現しました。乗用3列ミニバンの平均乗車人数が2.1~2.5人に留まるため、利用が限られるサードシートを割り切ったのです。
3つ目は、全高を実質1500mmに抑えること。これはステーションワゴンとしても戦えるようにするためで、海外では2列仕様も用意されています。新型ジェイドは、戦略的に様々な要件を織り込んでいるのです。