勝つために生まれる、メルセデスAMG GT3世界初公開【ジュネーブモーターショー2015】

Rennwagen Mercedes-AMG GT3 Genf 2014; Racecar Mercedes-AMG GT3 Geneva 2014

パワートレインの低重心レイアウトなど標準モデルの特性をそのまま活かし、ボディはアルミスペースフレームに、サーキット向けの空力パーツを追加したカーボンスキンをかぶせるといった構造となっています。

カーボンスキンが使われているのは、エンジンカバー、左右ドア、フロントウイング、サイドスカート、ディフューザー、トランクリッド、リヤウイングなどなど。バケットシートもカーボン製となっています。

ドライバーを守るロールケージは、高張力鋼を使っているというのも、安全性と軽量化を両立するものといえそうです。

日本のスーパーGT300をはじめ、世界中のGT3レギュレーションイベントにおいて数々の勝利を収めてきたSLS AMG GT3の後継モデルとなるAMG GT3。そのデリバリーは2015年末予定、2016年シーズンを準備万端で迎えられるスケジュールとなっています。

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(山本晋也)

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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