ホンダ変革、最上級ハイブリッド「レジェンド」は価格680万円

フロントタイヤをエンジンとモーターで、リヤは左右独立モーターで駆動することでFWD・RWD・AWDという駆動方式を自在に使い分けるのは、スポーツハイブリッドSH-AWDの特徴といえます。

”SH”というアルファベットはスーパーハンドリングを意味するもので、量産モデルでは世界初となるリヤの左右独立モーター駆動によるリニアで素早いトルクベクタリングが、そのハンドリングを生み出します。

すなわち、安定性と旋回性をバランスさせていることがスポーツハイブリッドというわけです。そして、ハイブリッドに期待する燃費性能も16.8km/Lと、車格からすると驚きのレベルとなっています。

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優れた燃費性能は、ハイブリッドシステムだけで実現しているわけではありません。V6エンジンは、直噴かつ気筒休止システムを採用したものとなり、燃費にも貢献しています。

ボディカラーは、ホワイトオーキッド・パール(※)、スーパープラチナ・メタリック(※)、グラファイトラスター・メタリック、クリスタルブラック・パール(※ 一部ポリッシュ加工)、ポメグラネイト・パール、ギルデッドビューター・メタリック(※)の6色を設定しています。※の色は54,000円高

インテリアカラーは、シーコースト・アイボリー、ブルーノ(茶色)、プレミアムブラックの3色。いずれも手作業で縫われた本革を多用しているのが特徴です。

また、四輪駆動ながらリヤを電動としたことでプロペラシャフトが存在しないため、後席足元はFF同様の余裕あるスペースとなっているのは、プレミアムサルーンとして見逃せないメリットといえそうです。

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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