今回試乗したのは、最上級グレード「XD Touring L Package」のATモデル、駆動方式はAWDです。ちなみにすこし前までマツダは四輪駆動モデルを「4WD」と表記していましたが、今後は「AWD」と表記していくのだそうです。「オール・ホイール・ドライブ」ってわけですね。
えっ、誰ですか? 「マツダのAWDはシンプルなタイプだから性能がイマイチ」なんて言ってたのは。
雪の上で乗ってみたらそんな噂はウソだとよくわかりました。雪道を走るには素晴らしい性能じゃないですか。
なにがいいって、スタートしようとアクセルを踏んだ瞬間から、反応遅れなく後輪にもトルクが伝達され、スリップすることなくしっかりと前へ進んでいくこと(スリップを検知してから4WDに切り替わる一般的なオンデマンド型の4WDではこうはいきません)。オンデマンド型の4WDというより、常に4つのタイヤへトルクを割り振るようなフルタイム4WDのような安定感と安心感を持っているんです。
間違っても「なんちゃって4WD」なんて言ってはいけません。