2t近い重量にも関わらず16.8km/Lといった小型車並の環境性能を実現したレジェンドですが、そのハイブリッド・パワートレインは、走るためのものではありません。
このスポーツハイブリッド・システムは曲がるためのスーパーハンドリングAWD(四輪駆動)としての顔も持っています。
フロントは3.5リッターエンジン+モーター+7速DCTによって駆動、リヤは左右独立したモーターによって駆動します。そして、リヤのモーターは左右のトルクベクタリングを行なうことで、クルマを曲げる力を発生することができるのです。まさに異次元のコーナリングを実現したというわけです。
また、シャシー面では振幅感応型ダンパーや、回生エネルギーを活かす電動サーボブレーキシステム(リヤ)、フラッグシップモデルらしい静粛性を生み出すノイズリデューシングアルミホイール(19インチ)が注目のデバイスといえます。