V8フェラーリの新型モデルの「Ferrari488 GTB」を公開【ジュネーブモーターショー2015】

テストドライバーに向けたサーキット専用モデルの開発に取り組み蓄積してきた「XXプログラム」のノウハウも最大限に活用されているのも特徴で、車両の電子制御デバイスやコントロールシステムの進化に大きく貢献しているそうです。

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その結果、一般ドライバーであっても、圧倒的なパフォーマンスを引き出すことを可能にしているのも訴求ポイント。

V8ターボエンジンの排気量は3902ccで、最高出力670cv/8000rpm、7速ギア時に最大トルク760Nmを発揮。0-200km/h加速タイムは8.3秒、最高速は330km/hという圧倒的なもので、フィオラーノ・サーキットでのラップタイムは1分23秒フラットを記録しています。

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ギヤボックスには可変トルク制御システムが搭載されており、どの回転域でも強大なトルクをスムーズかつパワフルに引き出し、ペダルを踏み込んだ瞬間から綿密に設定されたギアレシオにより加速が維持されます。

また、2000rpm時のアクセルレスポンス・タイムはわずか0.8秒で、その鋭いレスポンス・タイムはサーキット専用車に近いセッティング。

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ほかにも進化したサイドスリップ・アングル・コントロール・システム(サイドスリップ・コントロール2-SSC2)により、さらに高精度で理想的なコーナリングを実現。

「SSC2」により、コーナー脱出時からの加速を素早くするだけでなく、「F1-Trac」と「E-Diff」に統合され、さらにアクティブダンパーも制御することで、スムーズで安定した乗り心地にも寄与するそうです。

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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