生産の復調は朗報ですが、国内販売の方は軽自動車は薄日が差していますが、登録車は苦戦。トヨタの販売は乗用、商用を合わせて9万8695台で90.4%と前年同月比実績を下回っています。
レクサスも人気のNXやRCを擁しながらも、2873台と前年同月比84.2%と苦戦。しかし、軽をのぞいたトヨタ・ブランドのシェアは41.7%(前年同月比と同じ)と4割超のシェアを獲得しています。
一方のダイハツは、前年同月比139.4%の7万4435台と好調で、2か月ぶりに前年同月実績を上まわり、軽自動車のシェアは37.2%で前年同月差プラス5.7ポイント。
日野は5853台で、8か月連続で前年同月実績を上まわり、普通トラック市場でのシェアは35.7%になっています。
円安が続いていますが、輸出では「トヨタ」が北米・オセアニア・中近東・アフリカに向けた輸出が増加し、15万1818台で前年同月比104.1%と3か月ぶりに前年同月実績超と好調。
国内生産の復調と輸出増は朗報ですが、国内販売はダイハツが好調で、トヨタ/レクサスがやや苦戦という構図になっています。
(塚田勝弘)