イギリスでホンダCR-Vに世界初のクルーズコントロール「i-ACC」を装備

ACCとは、前方を走るクルマを認識し、その速度に合わせて車間をキープするようスピード調整する追従クルーズコントロールを基本機能としています。

その車間距離を測定するセンサーとして、欧州車の多くが採用しているのがミリ波レーダーで、もちろんCR-Vも同じくミリ波レーダーをフロントに設置しています。 

Honda_Worlds_First_Predictive_Safety_Cruise_Control_System

しかし、ミリ波レーダーを使った追従クルーズコントロールの欠点は、前方を走るクルマとの間に車線変更してきたクルマを事前に認知することが難しい点があります。こまめな車線変更が行なわれる欧州的なドライビングシチュエーションでは、ミリ波レーダーだけの認識ではストレスを感じる面もあるといいます。

そこで、ホンダは、ホンダ センシングが搭載している、ミリ波レーダーと単眼カメラを併用して、アダプティブクルーズコントロールを制御することで、視野を広げ、隣の車線からカットインしてくる車両をいち早く認識(最大で5秒前)することで、スムースな速度調整を行なえるようにアルゴリズムを設定しています。

そこが、インテリジェント(知能的)なアダプティブクルーズコントロールと呼ぶ進化点であり、世界初となるポイントということです。

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この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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