スズキはかつて「1部品1g軽量化運動」を展開していましたが、いまではあえて唱えなくても開発陣一人ひとりが分かっているそう。
新プラットフォームの採用により達成された65kgの軽量化のうち(寄与率)、ボディが約35%、ドアが約5%、外装部品が約10%、内装部品が約10%、シートが約10%、足まわりが約20%、エンジンが約5%、その他が約5%となっています。
クルマにとって軽いことは、運動性能だけでなく燃費にも大きく貢献し、ワゴンRから搭載されている「S-エネチャージ」なしでも(アルトは「エネチャージ」)、パワートレーンの高効率化などもあってハイブリッド車をのぞく37.0km/Lを達成できています。
試乗記については別途ご報告しますが、2WDのCVTでこの最高値37.0km/L、4WDのCVTでも33.2km/Lは軽量化も大きく貢献しているのは間違いなく、37.0km/Lをたたき出す2WDのCVTは、89万4240円〜113万4000円という価格で手にできるのも魅力のひとつといえます。
■「軽さこそ正義」を実感させられる新型アルトに軽の本質を見た!
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(塚田勝弘)