アームソン氏によれば年内に完全自動運転車の公道走行実験を始める計画のようで、2020年までに実用化レベルに達するとしています。
ただ、完成車メーカーとの協議や部品メーカーとの提携でGoogleが今後何を目指しているのかについては現段階では明らかにされておらず、大いに気になるところ。
筆者としては以前の記事で触れたように、最先端の自動運転機能を兼ね備えた車載器の開発があくまで目的であり、そのために電子機器メーカーと提携、さらに自動車各社を巻き込むことでこの分野でのデファクトスタンダードを目指していると予想。
自社で試作車を作って公道テストを実施しているのも自動運転車の自社生産が主目的という訳では無く、実際の交通システムの中で完璧に動作する「自動運転機能付き車載器」開発過程の一環と見ています。
これまで同社がトヨタ「プリウス」やレクサス「RX」をベースに自動運転システムを構築して来た事や、同社と一線を画して来た自動車各社が今回のGoogleの協力要請に応じている状況を考え合わせれば一連の辻褄が合いそうです。
引き続き今後の同社の動きが注目されます。
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