フルモデルチェンジに匹敵する大幅な変更を受けたアテンザのインパネは「スピード感」と「質感向上」が狙い

運転席は一体感を、助手席はくつろぎ感を出していくという狙いは変わっていないそうで、新型アテンザの特徴は「スピード感」とCDクラスに求められる豊かさを出すのもテーマ。

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専用モニターをインパネに配置することでインパネをスリムにすることができ、より理想的なスピード感を出すことが可能になったそうです。

細部では「アームレストのスライドが煩わしい」というユーザーからの指摘を社内でも把握していたとのことで、固定式にすることで、どこでも肘が置けて、ニーパッドも設定することで一連の流れを感じさせるセンターコンソールになっています。

また、玉谷氏が強調する「スピード感」は、クルマに乗り込む前に感じるショルダー部のスピード感と、インパネのセンターやコンソールの「センター」のスピード感がリンクするようにデザインされているそう。

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とくに、同氏がインパネセンターからスッと横方向に伸びていく造形を強調していましたが、確かにまず目に飛び込んでくるのはインパネ中央から横に広がるワイド感とスピード感。

また、左右に配置されたルーバー(エアコン)きっちりとつながるようにデザインされることで、インパネ全体のスピード感が演出されています。

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ポケッテリアはあまり容量を確保できなかったとしながらも、フロントドアポケットを大きくすることでペットボトルしか入らなかった大幅改良前よりも小物を入れやすくしています。

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スイッチ類では、「プラスチッキー」というユーザーの声を真摯に受け止め、光り物を使うなどしてしっかりと質感を出すだけでなく、視線誘導からはじまり、使いやすさはもちろん触感、全体の統一感にもこだわったとのこと。

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全体から細部にまでこだわりを凝縮させたアテンザのインテリアは、約2年で受けるような改良レベルではなく、ほぼフルモデルチェンジに近い内容になっているのは実車に触れてもよく伝わってきます。

■大人の上質感を狙ったマツダ・アテンザの6つのポイント
https://clicccar.com/2015/01/07/285712/

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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