歴代レガシィの中には、特にファンを引き付ける限定モデルが代々ラインナップされていました。
なかでも2000年に登場した「BLITZEN(ブリッツェン)」は、ポルシェデザインが監修したエアロパーツをまとい、専用インテリアなどを装備する特別仕様車として設定されていました。
東京オートサロン2015・ スバルブースに姿を現した紅のレガシィは参考出品車の「LEGACY B4 BLITZEN CONCEPT」。 あのブリッツェンが6代目レガシィB4をベースに姿を現しました!
ベースとなる6代目レガシィは昨年のデビュー以来、スタイリッシュなエクステリアと上質なインテリアで受注も好調のようですが、その新型をベースに歴代のブリッツェンのイメージを継承しつつ登場。
まずはひときわ目を引くのがプレミアムレッドのボディカラー。歴代ブリッツェンのイメージカラーであるレッドは、6代目レガシィにもピッタリマッチしています。
エクステリアでは特徴的な5本スポークがブリッツェンの伝統のデザインを継承しています。タイヤはホイールとともにインチアップされ245/40R19を装着。銘柄はブリジストンS001を採用しています。
サイドの加飾はベースのB4 Limitedではメッキとなっていますが、ブリッツェンではカーボン調とすることでよりスポーティな印象となっています。
ブリッツェンの特徴的なエクステリアのひとつがリヤスポイラー。中央部が1段下がった形状となっています。ただし、今回発表されたBLITZEN CONCEPTは裏側をカーボンとすることで見た目にも引き締め効果のあるデザインとなっています。
インテリアではカーブキルトと呼ばれるベージュ色の革に、ピアノブラックと赤ラインによるアクセントで引締めています。
ステアリングやシフトノブにも同色のレザーが使用され統一感も抜群。
さらに、エアコン吹き出し口などにもピアノブラックをあしらうなど、ベースのB4をより上質なイメージに仕上げています。
デザインコンセプトモデルとして参考出品されているLEGACY B4 BLITZEN CONCEPT。その完成度の高さからも市販化に期待したい1台といえそうです。
(井元 貴幸)