新型フォード・マスタングは2.3L直列4気筒でも「走るのか?」

それでも先代のV6エンジンの309ps/378Nmを上回る314ps/434Nmを発揮するのが自慢で、燃費も同社の測定値でJC08モード9.8km/Lという好成績を収めているそうです。

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オールアルミ製の新エンジンは、低慣性ターボチャージャー、直噴システム、吸排気独立可変バルブタイミングなどのフォード自慢の「Eco Boost」の技術に加えて、フォード初のツインスクロールターボによりスロットルレスポンスを高めています。

V6から2気筒減っていますが、バランスシャフトを内蔵することで静粛性や滑らかな加速フィールを実現しているとのこと。

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実際に走り出すと、2.3Lの直列4気筒とは思えない豊かなトルクでグイグイと速度を上げていくのは排気量や車種こそ異なれど「Eco Boost」らしい特徴で、V6よりもエンジン重量が軽くなった恩恵は確実に感じることができます。

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剛性強化と軽量化、振動騒音低音などが施された6ATは、より洗練されたシフトフィールを味わえますが、パドルシフトが備わったのも朗報です。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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