ADVAN女子が造ったミニバン専用タイヤは走りが楽しくなるタイヤだった!

と言っても、前モデルだってそれなりの性能があったはずです。体感できるほどの違いがあるんでしょうか?

というわけで、同じ車種でRV-01とRV-02がそれぞれ装着されたクルマで、比較をやってみました。

YOKOHAMA RV02_13まずは、濡れた路面での定常円旋回。一定の速度で円を描くように回ります。最初にRV-01。あるラインに沿って回れる限界が約50km/hでした。

次にRV-02で同じことをやってみます。同じ円に沿って円を描くと、やはり限界速度は50km/h程度。

あれれ? ウェットグリップが上がったというのはこの限界速度が上がったんじゃないんでしょうか。

YOKOHAMA RV02それからウェットのハンドリングコースで走ってみます。ここでも同じ車種にRV01とRV-02を比べてみました。

こちらでは明らかに違いが出ました。前モデルでは限界を超えるとズルズルズル、と膨らんでどうしようもない感じになるんですが、新モデルでは限界を超えてもなんとか元に戻そうとする努力が感じられます。

なんだか新モデルのほうがウェットでもコントロールができ運転が不安でなく楽しめる感じです。

この記事の著者

小林和久 近影

小林和久

子供の頃から自動車に興味を持ち、それを作る側になりたくて工学部に進み、某自動車部品メーカへの就職を決めかけていたのに広い視野で車が見られなくなりそうだと思い辞退。他業界へ就職するも、働き出すと出身学部や理系や文系など関係ないと思い、出版社である三栄書房へ。
その後、硬め柔らかめ色々な自動車雑誌を(たらい回しに?)経たおかげで、広く(浅く?)車の知識が身に付くことに。2010年12月のクリッカー「創刊」より編集長を務めた。大きい、小さい、速い、遅いなど極端な車がホントは好き。
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