プジョーらしさ満開の308の走りが楽しい!

Peugeot308_32

306はS16でなくても意外と走りがよかったのですが、307のデビュー時はゴルフに代表されるドイツ車のように硬い乗り味で、プジョーらしいしなやかさに欠けるという声もあり、自分も戸惑ったことをよく覚えています。

また、307まではボディサイズが大きい割に室内は狭く、先代308は「いま時」4速ATなど、いくつかの課題もあり、乗り心地も悪くはないけれど、シーンによってはゴツゴツした硬さもあって往年の「猫足」とはちょっと違う。ハンドリングとのバランスを考えるとこの辺りが限界かな、と思うこともありました。

新型であり2代目となるプジョー308は、乗り心地とハンドリングのバランスが先代以上に良く、路面を捉えて放さないロードフォールディング性能もかなり高め。飛ばしても安心感がありますし、フットワークも良好でこれはイイ! と思える走りを堪能できます。こうした走りからも高張力鋼板やアルミ、複合素材を使った新開発プラットフォームの効果を実感できる次第です。

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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