さて、東京オートサロンにも出展されるマークX「GRMN」は、トヨタのみならず国産FRセダン唯一のMTで、3月1日から注文を受け付け、6月上旬に100台限定で発売。
見どころはもちろん6MTだけでなく、専用チューニングが施された足まわり、ボディ剛性の補強などにより一般道からサーキット走行まで楽しめるという、国産FRセダンでは希有な仕様になっています。
パワートレーンは3.5LのV6エンジンで、350S「G’s」と同様に最高出力は321ps/6400rpm、最大トルク380Nm/4800rpm。
サスペンションの専用チューニング、補強用ブレース、ドアスタビライザーの追加によるボディ剛性の向上、専用トルセンLSD(Limited Slip Differential)の装備と、前後で異なるサイズのタイヤを装着。
さらに、ブレーキ部品の軽量化などによりGRMNならではの走りを演出し、CFRP製ルーフパネルやスポイラー(フロント/リヤ)により軽量化を図るなど走行性能をより向上させています。
内・外装も「GRMN」らしくスポーティで、外観はフロントのバンパーとスポイラーを空力に配慮したデザインが印象的。
さらに、ライセンスガーニッシュをボディ同色化し、ブラックのサイドミラーカバーが装着したほか、GRMN専用エンブレムを前後に配置し、スポーティさと個性を際立たせています。
内装は、6MTの採用に合わせて専用デザインのシフトレバーを採用し、ペダル配置を変更したほか、サイドブレーキは手引き式に変更されています。
また、専用スポーツシートやステアリングの小径化などでスポーツドライビング時の操作性を向上。内装色はブラックを基調としたスポーティな雰囲気で、インパネのガーニッシュやメーターまわりなどにピアノブラック塗装を施し、シートやドアトリムなどにはウルトラスエード表皮が使われています。
さらに、専用コンビネーションメーター、GRMNのロゴ入りのエンジンスタートスイッチなども特別感を演出。
マークX「GRMN」の価格は540万円で、350S「G’s」は432万円ですから差額は108万円ありますが、そのスポーツ性と希少性から即完売も十分あり得るはず。
なお、マークX 350S「G’s」、250G「Sパッケージ・G’s」(369万2572円)に、特別仕様車「Yellow Label(イエローレーベル)」のボディカラーに特別に設定されているアウェイクンイエローが追加されています。
(塚田勝弘)