ACCの加減速のフィーリングもさることながら、車線を維持して追従走行をサポートするステアリングアシスト機能は、現状ではベストの部類に入るレベルにあります。
システムは、レーダーセンサーとステレオマルチパーパスカメラでカーブを含む車線と先行車を認識するもので、軽く手を添えていると「グイグイ」と介入してくる感じ。
もちろん、自動運転ではないのですべてを委ねることはできません。手を離したりステアリングに加わる力が弱すぎたりすると、警告音で警告されますし、10秒以上手放し状態だと機能がオフになります。
こうした安全・快適デバイスがなくても、新型Cクラスは、直進安定性と操縦安定性の高さを両立しているだけに、長距離移動でも疲れにくいというメルセデスに求められる要素をさらにフォローするのが、「レーダーセーフティパッケージ」の魅力。
歩行者検知機能付のプレセーフブレーキや被害軽減ブレーキ付後方衝突警告システムなど、その充実ぶりと精度からするとぜひ装着したいところです。
■2014年の「インポート・カー・オブ・ザ・イヤー」に輝いた気になる走りは?
https://clicccar.com/2014/12/17/282485/
(塚田勝弘)