デミオが4位に急上昇!ヴォクシー、ランクダウンの理由は?11月のセールスランキング

●2014年11月 登録車乗用車セールスランキング(海外ブランド除く)
1位 トヨタ アクア 16,520台 
2位 トヨタ プリウス 13,022台

3位 ホンダ フィット 11,027台
4位 マツダ デミオ 8,890台

5位 トヨタ カローラ 8,197台
6位 日産 ノート 7,555台
7位 トヨタ ハリアー 6,741台
8位 トヨタ ヴォクシー 6,628台

9位 トヨタ ヴィッツ 6,426台
10位 ホンダ ヴェゼル 6,157台


なんと先月10位だったデミオが4位に急上昇。販売台数でいっても、10月の6,102台から8,890台へと大幅に増やしています。

一方、トップ3では前月2位のフィットがプリウスと入れ替わるカタチとなっています。

さらに注目したいのはトヨタの5ナンバーサイズ・ミニバンモデルの動向です。7月~10月まで不動の4位となっていたヴォクシーが8位へ後退、ノアはトップ10圏外の12位となっています。

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もちろん、こうした変化はトヨタ自身が「エスクァイア」を出したからにほかなりません。

10月29日に発売されたばかりのエスクァイアは5,316台を登録して、いきなりランキング11位に登場。

トヨタでミニバンを購入するユーザーが分散したことで、ヴォクシーやノアのランキングが動いたといえそうです。

ちなみに10月のセールスはヴォクシーが10,735台、ノアが6,550台で、合計17,285台でした。11月はヴォクシー6,628台、エスクワイヤ5,316台、ノア4,845台で、合計16,789台。このままカニバリゼーションが続くのか、マーケットの拡大につながるのか、気になる3兄弟の動向です。

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(山本晋也)

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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