トヨタの燃料電池車「MIRAI(ミライ)」発表! 価格は723.6万円、発売は12月15日

注目のメーカー希望小売価格は税込み723万6000円(本体価格670万円)。性能やサイズからすると割高に思える面もありますが、まさに未来を感じさせる燃料電池車の価値を考えると十分に納得できる価格と考えるユーザーもいるであろう価格設定となっています。

燃料電池というのは、車両に充填した水素と空気中の酸素を反応させて発電、水だけを排出するという走行時ゼロ・エミッションを実現するテクノロジーであり、トヨタも10年来の実証実験によって安全性や普及価格帯の実現を目指してきたといいます。

そして、市販車としてのファーストステップとなるのが、この「MIRAI」というわけです。

水素充填にかかる時間は約3分、満タンからの航続距離はおよそ650kmという実用性とゼロ・エミッションの両立が、燃料電池車の魅力といえましょう。

ボディカラーはすべて2トーンの設定。プレシャスシルバー、プレシャスブラックパール、ホワイトパールクリスタルシャイン、ピュアブルーメタリック、ダークブルーマイカ、ダークレッドマイカメタリックの6色が用意されています。

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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