ZMPが1800万円の「RoboCar MINIVAN」の販売を開始

エスティマハイブリッドをベースに、車載ネットワークCANを介して、ベース車両に搭載されているセンサー情報を取得できるだけでなく、ZMP独自のコントローラによって制御できる研究開発向けの実験プラットフォーム車両とのことで、この「RoboCar MINIVAN」で一般の人が公道を自動運転で走行できるわけではもちろんありません。

コンピュータにより、ステアリング、アクセル、ブレーキを制御し、「走る・曲がる・止まる」といった走行制御が可能。

運転支援技術や自動走行技術の研究開発に活用してもらうのが狙いとのことです。

また、周囲環境を把握するためのステレオカメラ、3次元/2次元レーザセンサー、ミリ波レーダーをはじめ、車両の位置を把握するポジションセンサー(GPS+気圧)や車両の挙動を把握するポジションセンサー(加速度+ジャイロ+地磁気)などの搭載も可能とのこと。

センサーやカーナビの開発はもちろん、最大8人の乗車が可能なミニバンをベース車両とすることで、高齢者の移動手段や自動運転車による次世代交通システムなど、より実践的な実験での活用を見込んでいるそう。

販売価格は1800万円です。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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