ベースモデルのカイエンには、最高出力300psを発生する3.6LのV6 NAエンジンを搭載し、0–100 km/h加速タイムは先代モデルより0.2秒速い7.7秒(スポーツクロノパッケージ装着車は7.6秒)で、最高速度はマイナーチェンジ前と同じく230km/hになっています。
燃費も向上していて、コースティング機能やオートスタート/ストップ機能、サーマル・マネージメントシステムなどにより100kmで0.7L低減し、9.2L/100kmとなり、これによりCO2排出量も21g/km低い215g/kmを達成。
装備面では、オートスタート/ストップ機能とコースティング機能を備える新しい8速ティプトロニックSに加え、パドルシフト付マルチファンクションスポーツステアリングホイール、オートマチックテールゲートなども用意。
3.6LのV6ツインターボエンジンを積むカイエンGTSは、カイエンSに搭載される新しいパワーユニットをパフォーマンス重視でチューニングされています。
燃費を向上させながらより高い性能を発揮し、V8 NAエンジンを搭載した先代モデルと比べると、最高出力は20ps向上し440ps、最大トルクも85Nm増強されて600Nmに達しながらも燃費は100kmあたり0.9L低減。
カイエンGTSの0–100 km/h加速タイムは5.2秒、スポーツクロノパッケージ装着車は5.1秒で、それぞれ先代よりも0.5秒そして0.6秒短縮。最高速度は262km/hに達します。
さらにカイエンGTSに標準の「ポルシェ・アクティブサスペンション・マネージメントシステム(PASM)」には、専用セッティングが施され、車高はカイエンSよりも24mm低く設定。
また、オプションのエアサスペンションを選択すると、カイエンSよりも車高は20mm低くなります。
さらに、カイエン・ターボから流用されたブレーキシステムも標準装備に含まれていて、フロント:390mm、リヤ:358mmのディスクにターボモデル特有のレッドに塗装されたブレーキキャリパーも印象的。
なお、すでに予約受注を開始した新型カイエンとカイエンGTSですが、ロサンゼルスモーターショーにて11月19日にワールドプレミアされます。
価格は、カイエンが859万909円(右ハンドルのみ)、カイエンGTSが1389万2727円(左/右)という設定です。
■新型ポルシェ「カイエン」ビッグマイナーチェンジでハイブリッドも設定
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(塚田勝弘)