上陸したての愛車をその場で受け取るメルセデス・ベンツの新サービス

デリバリーコーナーは、インポーターでは初となる新車を購入した人に整備完了直後の車両を直接納車するための施設。

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豊橋市が中心となって提案し、昨年4月に規制緩和の形で実現した、日本で唯一全国のナンバープレートの封印取り付けが可能な制度をいち早く活用。

つまり、どこのナンバープレートも取り付けが可能で、納車式をVPC内に設置された専用施設で行い、そこからオーナーが運転して帰るという、今までにない新たな体験を提供するものです。

ディーラーまで届けられる時間が短縮され、早く愛車に対面したいという人にうってつけ。帰りは慣らし運転がてらドライブするという、ステアリングを握るのを心待ちにしている人には朗報かもしれません。

また、施設内にはコレクションショップも併設しており、オリジナルグッズなどの購入もできるそうです。

当初は東海地方を対象とした運用となりますが、対象地域は順次拡大する予定とのこと。

さらに、デリバリーコーナーのオープンに伴い、メルセデス・ベンツのオーナーだけでなく一般にもVPC の見学が可能なプログラムを11月より開始。

日本のユーザーに最高の品質の車両を提供する整備工程を見てもらうことで、より多くの方にメルセデスのブランド力を実感してもらうのも狙いのようです。

メルセデス・ベンツのファンならずともクルマ好きなら一度は見学、もしくは体験してみたい試みのようですから、輸入車を中心にこうした仕組みが広がるかもしれません。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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