毎月1台のペースで限定車をルノー・ジャポンはリリースしています。10月23日に限定車が設定されるのはルノーの中でも最もポピュラーな車種のカングーです。シャンパンの産地として知られるシャンパーニュ地方の風景をイメージした3色のボディカラーをまとった特別色のカングー、ペイザージュが発売されました。
ペイザージュというのはフランス語で風景と意味で、菜の花の黄色はカングー1のイメージカラー、ジョンシトロン。ぶどうの葉の緑はヴェールカクトゥスメタリック、わずかにくすんだ空の青はブルーアルジョンメタリックで表現しています。
さらに専用装備としてエクステリアには、本国で設定されているエクストリームというグレードに装着されているシルバー&グレーバンパー、シルバードアミラー、ブラックリアバンパーを装備しています。インテリアではフロントシートバックテーブルと可倒式の助手席が装着されています。なんと可倒式の助手席を倒すと室内長は2m70cmとなり、サーフボードも搭載可能です。
カングーは8月にもコンフィチュールというパノラミックルーフを採用した限定車を発売しましたが、今回は過去にカングーで人気の高かったボディカラーを纏い、シルバー&ブラックフロントバンパーでSUVテイストを強調させるというカングーにまた違ったスパイスを利かせています。
カングーはカングジャンボリーという1車種でのオーナーミーティングが開催されるほど熱狂的なファンがいるクルマです。ノーマルからオーナーによる思い思いのカスタマイズが施されたクルマが集まります。そんな中に入っても個性的なボディカラーにシルバーをアクセントに使ったこのペイザージュ、は独特の存在感を主張できるモデルといえるでしょう。メーカー希望価格は241万5000円。ボディカラーのジョンシトロンが100台、ヴェールカクトゥスメタリックとブルーアルジョンメタリックが各50台、計200台となっています。
(萩原文博)