例えばホンダのインターナビでは、「急ブレーキの多い地点」を調べて、そこに例えば何かしらの交通障害(植え込みが道側まで出ていて視界が悪いなど)があることをつかみ、それを警察などとデータを共有することで、交通障害を取り除く(植え込みを切る)などというところまで実現しています。
今回、富士通テンが発表した「Future Link」は、個人の運転特性に関わる「人」のデータ、車載機器や各種センサーから得られる「クルマ」のデータ、インフラやインターネットなどの「社会」をつなぎ合わせ、ビッグデータと呼ばれる膨大なデータを各ユーザーに最適化して提供することが狙い。
その一環として、市販ナビ初の全国地図が自動更新される2014年秋モデルの「AVN」をリリースし、クルマにまつわる新しい楽しみを提供し、さらなる安心・安全、そして自車の盗難防止など、いままでにない価値を提供するとしています。
具体的には、音声操作でできる範囲を拡大したり、その精度を向上したりとドライバーや乗員にとってより便利で使いやすい車内空間をナビなどの車載インフォテインメントシステムが担うはずで、2014年は実質的にその元年といえるかもしれません。
■トヨタ・カムリがマイナーチェンジで「T-Connect」ナビをいち早く搭載
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■トヨタが会話するインフォテインメント「T-Connect」ナビを発売開始
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■トヨタの最新テレマティクスサービス「T-Connect」の特徴は?
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(塚田勝弘)