COTY受賞の新型デミオは「魂動」と「スカイアクティブ」で理想を追求!

原理原則に立ち返って理想を追求

今回新型デミオは、全身がスカイアクティブ技術で構成されています。プラットフォームは基本骨格をストレート化して、各部の協調して機能させる連続フレームワークを採用。高張力鋼板も最大限拡大して、軽量化と高剛性化を両立しました。ガソリンエンジンは、先代で燃費スペシャルだったミラーサイクルの1.3Lを継承。燃費の数値は下がりましたが、標準エンジンとして実用トルクの向上と低コスト化をはかりました。

注目は、専用開発の1.5Lディーゼルターボ。スカイアクティブ技術の低圧縮化によって、NOxとPM発生を抑制しました。しかし低圧縮化による寒冷始動の熱不足問題は、排気量が小さいほど顕在化します。そこでマツダはシリンダー内の熱を確保するために、排ガスの排出をターボの可変ウイングで絞り、熱い排ガスを滞留させることで解決しました。また燃焼ガスの冷却を防ぐ新たなピストン形状など、随所に様々な工夫を織り込んでいるのです。

6 (拓波幸としひろ)

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