ステンレスと木製のフィアット500! これはなに?【パリモーターショー2014】

2014年パリモーターショーのフィアットブースの主役は、500X。Xという名前からもわかるように4WD(2WDもあり)で、500のSUV版という位置づけ。といっても全長4.25m、全幅1.8m、全高1.6mとかなりの大きさで、もはや500のイメージはライトまわりくらいしかありません。可愛らしさは薄いですが、3パターンのドライブモードセレクターを搭載して、オフロードから峠まで本格的な走りを楽しめます。

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その500Xの横にたたずんでいたのが、ちょっと変わったヌォーバ・チンクエチェント。銀色に光るこれはロビー・ジアコーザ(ダンテ・ジアコーザとの関係は未確認)という人の2013年の作品で、ステンレススチール製。曲面を多用した500のボディが妖しく輝く芸術作品です。

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もうひとつのウッドの500は、1956年にフィアットが製作したもの。ヌォーバ・チンクエチェントの発売が57年なので、おそらくボディの雛形として作ったものでしょう。ぴっちりと作り込まれた滑らかな仕上がりは見事なもので、これも立派な芸術と呼べそうです。

Fiat500X_121世紀の今でもこうやって愛されているなんて、ヌォーバ・チンクエチェントの偉大さがよくわかりますね。現代の500人気も、まだまだ続くでしょう。

フィアット500Xやその他の詳細情報はパリモーターショーのすべて(10月24日発売/780円)でご確認下さい。

(モーターショーのすべて編集長 永田ゲン)