トヨタグループ(ダイハツ、日野含む)は昨年、世界で998万台を販売して首位を維持しましたが、VWグループが中国市場での販売好調を武器に同社を猛追。
2013年度はVWが973万台で2位、GMも僅差の971万台で3位に付けている状況。
そしてトヨタは今年に入り、上半期(1‐6月)に於ける世界販売で過去最高の約510万台で首位を維持したものの、既にVWは約507万台と僅か3万台差まで肉薄しており、大量リコールで揺れるGMも492万台で追従しています。
2011年の震災発生で生産困難に陥ったトヨタを尻目にGMに続く2位の座に躍り出たVWがその後の欧州経済危機を脱して再び息を吹き返しており、米国で発生した品質問題を機に販売台数を追わない方針に転じたトヨタを一気に抜き去ろうとしています。
そのトヨタは今年5月の2013年度期末決算時点で既に今期を「意志を持った踊り場」としており、VWに首位の座を明け渡す事を良しとして静観する構えを見せています。