そうしたニーズに応えるには、まずナビが使いやすいことが最低条件だと考えると、日本で使うには日本製ナビが打ってつけ。
最近では、一昔前よりも音声操作も精度が向上していて、その最先端を走るのが「Intelligent VOICE」でしょう。
ここでもGoogleとタッグを組んでいますが、Android搭載スマホで使われているGoogle の音声検索機能「Google プレイス情報」をナビ用に応用したものを活用し、ナビの案内やオーディオ機能、あるいは音声操作のノイズ除去などクラリオンが培ってきた技術が投入されています。
そして、10月下旬から「Intelligent VOICE」が進化します。
業界で初めて車載機からの音声入力によるスマホ操作に対応。「電話発信」、「ショートメッセージサービス/SMS送信」、「楽曲検索・再生」の3つの操作が可能になります。
まず「電話発信」では、「電話をかける」と発声することで、ナビが「どちらに電話をかけますか」と返答。
連携中スマホの連絡帳登録者への発信を行い、同姓者が複数名いる場合は、検索結果リスト一覧が表示され、該当者のリスト番号を発話することで発信可能です。
「ショートメッセージサービス/SMS送信」では、アプリ起動後に、連携中スマホの連絡帳登録者へのSMS送信を実施するものです。
送信メッセージは、「どのようなメッセージを送りますか」というナビの返答後、 10秒間以内のメッセージ作成ができ、「送信して」の発話後に送信。
なお、同姓者が複数名いる場合は、検索結果リスト一覧が表示され、該当者のリスト番号を発話することで送信されます。
「楽曲検索・再生」は、「音楽を聴く」の発話することでナビとのやりとりが開始されます。連携中スマホに保存してある楽曲を「アーティスト名」、「アルバム名」、「曲名」の優先順位で検索、再生ができます。
今回新たに追加される機能は、手持ちのスマホに「Smart Access」または「Smart Access 4Car」アプリをダウンロードすることで、クラリオンの自動車向けクラウドサービス「Smart Access(スマートアクセス)」を通じて更新、提供されるもの。
車載機ソフトの更新をすることなく利用することができます。今回の新機能追加に加え、経由地の音声設定、検索範囲の自動拡張など従来機能の充実も同時に図られるとのことです。
対話感覚で音声操作が可能なナビ「クラリオンNX514」
https://clicccar.com/2014/06/28/260235/
クラリオンがトラック/路線バス向けの安全走行支援システムを発売
https://clicccar.com/2014/06/02/257403/
(塚田勝弘)