新型マツダ・デミオのクリーンディーゼル、実は2種類ある!?

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イメージとしてはスポーティに思えるMTが、体感加速ではATの後塵を拝するというのは意外にも思えますが、よくよく考えてみれば、デミオのクリーンディーゼル+6速MTというパッケージは、燃費性能を第一にしているのですから、それも当然といえるのかもしれません。

MTというと、ドライバーの意思で自由自在にギアを選べると思うかもしれませんが、デミオのクリーンディーゼルで燃費を稼ごうと思ったら、そうした振る舞いはご法度。タコメーター左のモニターに表示される、シフトアップやダウンの指示にしたがって、どれだけ正確に素早くシフトチェンジできるかが、燃費性能に直結するようです。

また、この6速MTは非常にワイドなギア比となっているので、飛ばしシフト(例:2→3→4とせずに2→4とシフトチェンジすること)をすると、エンジン回転がドロップしすぎてしまい、まるでフリーズしたかのようにエンジン回転がピタリと止まってしまうこともあります。

そもそも、トルクフルなエンジンで、ひとつひとつのギアのカバーする領域も広めですから、飛ばしシフトのようなイレギュラーな操作をしなくとも、せわしなくシフトチェンジを求められるということはありません。

とはいえ、ディーゼルターボの太いトルクが生み出す加速は十分に刺激的で、エコ運転で我慢しているという印象を受けることもほとんどないのは、デミオ・クリーンディーゼルの美点といえそうです。

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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