テスラが高級EV「モデルS」の中国導入で無料充電網を展開

テスラは充電網の整備により顧客の充電器取り付けやメンテナンスなどの問題に対応すると共に、充電にかかる電気料金を負担。 

「モデルS」のオーナーは約1時間の充電で100kmの走行が可能となります。 

米国で展開している急速充電システム「スーパーチャージャー」はまず上海に2カ所、北京に1カ所、計3カ所設置。 

TESLA_SUPER_CHARGER
(出展 TESLA MOTORS) 

テスラは充電用プラグ形状などの条件を満たせば他社ブランドにも充電網を開放する考えと言います。

ちなみに「モデルS」の中国に於ける車両価格は米国価格に関税や輸送費を加えた73万4000元(約1250万円)からとなっており、イーロン・マスクCEOは今年中国で5,000台以上販売出来れば成功と考えているそうです。 

中国では4月にデリバリーを開始しており、日本でも9月8日に納車が始まる予定。 

テスラは現地の大手企業との提携を通して充電網の拡大を急ぐ方針で、日本に於ける充電網構築で国内自動車4社が合同で発足させた充電会社 「NCS(合同会社 日本充電サービス)」との関係が注目されます。

■テスラ・モーターズ Webサイト(中国語)
http://www.teslamotors.com/cn/ 

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 (Avanti Yasunori) 

【画像をご覧になりたい方はこちら】 https://clicccar.com/2014/09/05/267400/

この記事の著者

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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