面白さにつながっていない……よね?
私は世界記録関連のオモシロ動画記事をよくアップしていますが、以前も書いたとおり、私のギネス世界記録に対する感想は、大きく分けると次の3つのどれかになります。
「こりゃすげえ!」という驚嘆(#1)、「ははは、よくがんばったね」というほほえましさ(#2)、「いやー、それなんの意味があるの?」というあきれ(#3)。
ドリフト持続距離の世界記録は、もはや#3になってしまいましたね。だって、面白くないんだもん。これは、前回BMWがドリフト持続距離の記録を打ち立てたときに路面に水をまいたことが、ひとつの要因です。
ドリフトの持続記録としてネックになるのは、タイヤの摩耗だったんですね。それが路面に水をまくことで解決してしまった。そうすると、もう何十分もドリフトできちゃうわけです。
たしかにそれだけの時間ドリフトを続けるのは、テクニックとスタミナという点ではたいしたもんだと思いますが、ドリフトでの定常円旋回というものは、短い時間ならそんなに難しいことではない。この記録は、その時間が長くなっただけなので、それを見ていて面白いかというと……ただグルグル回ってるだけですからね。
私も、新機軸が出てこないかぎり、今後ドリフト持続距離の世界記録っていう動画はもう紹介するのやめようと思います。だって”オモシロ動画”じゃないもん。ちなみに今回の新しいドリフト持続距離のギネス世界記録は、ドイツ人のドライバーがトルコで挑戦したもので、その距離は144.12 kmだそうです。