メルセデス・ベンツなどがワンウェイ(乗り捨て)カーシェアリングを開始する狙いは?

横浜市では、日産自動車と横浜市がカーシェアリングの「チョイモビ ヨコハマ」をスタートさせており、横浜市内ではあちこちで、チョイモビが軽快に走るシーンを見られるようになっています。

s「smaco」は、今年3月27日付けの国土交通省通達「いわゆるワンウェイ方式のレンタカー型カーシェアリングの実施に係る取り扱いについて」に基づき、9月 1日からの運用開始に合わせて全国で初めて取り組むものとしています。なお、同サービスは横浜市の「横浜・低炭素交通プロモーション」に選定されています。

車両は、メルセデス・ベンツのクルマ作りのノウハウが凝縮されたマイクロコンパクトカーである「スマート電気自動車」。20台を導入し、アマノグループが管理する横浜市内全8か所の駐車場を拠点にオリックス自動車がカーシェアリングサービスを提供。

期間は2015年3月31日までの7か月間で、利用状況や要望などを検証するそうです。

都市型カーシェアリングは、EVが適任でさらにワンウェイ(乗り捨て)方式であれば、ビジネスや観光などの利便性をより高めてくれます。さらに、渋滞の緩和やCO2排出量の削減効果が期待でき、駐車場や駐車料金が不要というメリットもあります。

こうした社会実験に積極的な横浜市は、シティコミュータ系EVで走り回るのに最適な広さといえ、今後カーシェアリングが多様化し、より身近な存在になるはずです。

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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