今後、数年間にわたりBMW i3とi8にバッテリーを供給するだけでなく、ハイブリッドやPHVにも供給。EVの普及にともない中期的にバッテリーセルの供給を増やし、さらなる電池の技術開発を進めていくというものです。
BMWに限りませんが、同社はバッテリーセルがEVやハイブリッドの性能を左右するとしており、「サムスン電子は最高のサプライヤーとして選択した」とコメントしています。
サムスン電子もBMWグループとの覚書は、電池の分野で「将来、技術面でのリーダーシップを発揮できる」と期待を寄せています。
BMW i3とi8、ハイブリッド車の高電圧バッテリーは、最新のBMWディンゴルフィン工場で組み立てられており、バッテリーセルをサムソン電子から調達。
BMW i3の世界販売はすでに5400台に達し、i8も納車がかなり先になるようで、両モデルを支えるバッテリーセルの調達量を増やし、さらに技術革新を進めることでEVやHV、PHVなどのプレミアムエコカーで主導権を握る構えといえるでしょう。
(塚田勝弘)