新型ポルシェ「カイエンS」ダウンサイジングでもパワー/トルク、燃費も向上

新開発の3.6L V6ツインターボエンジンは、従来の4.8Lから排気量とシリンダー数を減らすダウンサイジングを敢行しながら、エンジン性能を犠牲にしていないのが自慢です。

Cayenne S同エンジンのNEDC燃費(新ヨーロッパ走行サイクル)は、9.5~9.8L/100km(CO2排出量は223~229g/km)。従来のV8エンジンに比べて100km走行に必要な燃費を1.0L低減しながら、最高出力は420ps(309kW/6000rpm)と20ps(15kW)向上。

1.0Lあたりの出力は、83ps(61kW)から40%ものアップを果たし、117ps(86kW)を誇ります。

また、最大トルクも550Nm/1350~4500rpmと、4.8L V8の500Nm/3500〜5000rpmから50Nm増強。

トランスミッションは8速ティプトロニックSで、「カイエンS」の0-100 km/h加速はわずか5.5秒(オプションのスポーツクロノパッケージを装着すると5.4秒)。現行のカイエンSに比べ0.4秒短縮し、最高速度は259 km/hに達します(1km/h向上)。

カイエンSの価格は、1128万円です。

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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