新開発の3.6L V6ツインターボエンジンは、従来の4.8Lから排気量とシリンダー数を減らすダウンサイジングを敢行しながら、エンジン性能を犠牲にしていないのが自慢です。
同エンジンのNEDC燃費(新ヨーロッパ走行サイクル)は、9.5~9.8L/100km(CO2排出量は223~229g/km)。従来のV8エンジンに比べて100km走行に必要な燃費を1.0L低減しながら、最高出力は420ps(309kW/6000rpm)と20ps(15kW)向上。
1.0Lあたりの出力は、83ps(61kW)から40%ものアップを果たし、117ps(86kW)を誇ります。
また、最大トルクも550Nm/1350~4500rpmと、4.8L V8の500Nm/3500〜5000rpmから50Nm増強。
トランスミッションは8速ティプトロニックSで、「カイエンS」の0-100 km/h加速はわずか5.5秒(オプションのスポーツクロノパッケージを装着すると5.4秒)。現行のカイエンSに比べ0.4秒短縮し、最高速度は259 km/hに達します(1km/h向上)。
カイエンSの価格は、1128万円です。
(塚田勝弘)