2014年、100周年を迎えたマセラティでは様々なイベントが企画されています。
100周年記念モデルは「マセラティ グラントゥーリズモ ストラダーレ・センテニアル・スペシャル・エディション」と「マセラティ グランカブリオMC センテニアル・スペシャル・エディション」です。
発表セレモニーでは、東京タワーを消灯し、100の文字を浮かび上がらせた点灯式も行われるほどの凝りようです。
「グラントゥーリズモ スポーツ」の460psの4.7リッターV8エンジン+ロボタイズド6速MCシフト・ギアボックスにより、グラントゥーリズモ MC ストラダーレ センテニアル・スペシャル・エディションで303 km/h(グランカブリオMC センテニアル・スペシャル・エディションでは289km/h)の最高速度と0-100 km/h加速4.5秒(同じく4.9秒)を実現。ブレンボ製カーボン・セラミック・ブレーキ・ディスクも装備されます。
ボディカラーに特別な3層構造の塗装で仕上げた「ロッソ・マグマ」、「ブルー・インキオストロ」、「グリジオ・ピエトラ」の3色を加え、従来からある「ビアンコ・バードケージ」、「ネロ・カーボニオ」、「グリジオ・グラニート」、「ビアンコ・エルドラド」の4色と合わせ7色から選ぶことができます。
ホイールは100周年を記念したセンテニアル・ロゴ入りホイール・キャップが装着されます。
インテリアでは、ボディカラーに合わせた専用のインテリア素材やカラーの内装が組み合わされ、幅広い選択肢を用意されています。
ヘッドレスト一体型のレザー・シートは、レッド、ホワイト、ブルーのいずれかを基本とし、アクセントカラーによってその形状がくっきりと浮かび上がり、刺繍されたマセラティのエンブレムである「トライデント」を取り囲むようにデザインされています。
<内装標準仕様概要>
○ヘッドレスト一体型スポーツ・シート
○4種類のコンビネーション・カラー
○ストライプ入りレザー・ステアリング
○コントラスト・カラー・ストライプ入りレザー・シート
○カーボン・インテリア+カーボン・ヘッドレスト・モジュール
○センテニアル・ロゴ入りカーボン・サイド・シル
○カラード・パイピング入りブラック・フロアマット
気になる価格はグランツーリズモが2347万円、グランカブリオが2424万円
また、100周年を記念したリレーイベントも開催されます。
東京増上寺をスタートし、 あるものを京都清水寺まで届ける「100周年記念リレー マセラティ百年道中」がそのプログラムです。
江戸時代初期から末期まで続いたという「御茶壺道中」と「東海道五十三次」からヒントを得たもので、その運ぶものは、そのために特別に作られた漆塗りの茶器です。
その茶器を、マセラティオーナーズクラブの協力を得て奉納するそうです。
そして「清水の舞台」では、マエストロ吉田裕史氏指揮による「蝶々夫人」ハイライト上演などが行われるそうです。
自動車が発明された頃から続く伝統のブランド、マセラティのファンだけでなくとも、注目を集めそうな100周年となりそうです。
(小林和久)