マセラティ100周年を記念して京都清水寺を目指す

2014年、100周年を迎えたマセラティでは様々なイベントが企画されています。

100周年記念モデルは「マセラティ グラントゥーリズモ ストラダーレ・センテニアル・スペシャル・エディション」と「マセラティ グランカブリオMC センテニアル・スペシャル・エディション」です。

 Maserati100_27

発表セレモニーでは、東京タワーを消灯し、100の文字を浮かび上がらせた点灯式も行われるほどの凝りようです。

Maserati100_04

 

Maserati100_13

「グラントゥーリズモ スポーツ」の460psの4.7リッターV8エンジン+ロボタイズド6速MCシフト・ギアボックスにより、グラントゥーリズモ MC ストラダーレ センテニアル・スペシャル・エディションで303 km/h(グランカブリオMC センテニアル・スペシャル・エディションでは289km/h)の最高速度と0-100 km/h加速4.5秒(同じく4.9秒)を実現。ブレンボ製カーボン・セラミック・ブレーキ・ディスクも装備されます。

Maserati100_18

ボディカラーに特別な3層構造の塗装で仕上げた「ロッソ・マグマ」、「ブルー・インキオストロ」、「グリジオ・ピエトラ」の3色を加え、従来からある「ビアンコ・バードケージ」、「ネロ・カーボニオ」、「グリジオ・グラニート」、「ビアンコ・エルドラド」の4色と合わせ7色から選ぶことができます。

Maserati100_07

ホイールは100周年を記念したセンテニアル・ロゴ入りホイール・キャップが装着されます。

インテリアでは、ボディカラーに合わせた専用のインテリア素材やカラーの内装が組み合わされ、幅広い選択肢を用意されています。

ヘッドレスト一体型のレザー・シートは、レッド、ホワイト、ブルーのいずれかを基本とし、アクセントカラーによってその形状がくっきりと浮かび上がり、刺繍されたマセラティのエンブレムである「トライデント」を取り囲むようにデザインされています。

<内装標準仕様概要>
○ヘッドレスト一体型スポーツ・シート
○4種類のコンビネーション・カラー
○ストライプ入りレザー・ステアリング
○コントラスト・カラー・ストライプ入りレザー・シート
○カーボン・インテリア+カーボン・ヘッドレスト・モジュール
○センテニアル・ロゴ入りカーボン・サイド・シル
○カラード・パイピング入りブラック・フロアマット

気になる価格はグランツーリズモが2347万円、グランカブリオが2424万円

また、100周年を記念したリレーイベントも開催されます。

東京増上寺をスタートし、 あるものを京都清水寺まで届ける「100周年記念リレー マセラティ百年道中」がそのプログラムです。

江戸時代初期から末期まで続いたという「御茶壺道中」と「東海道五十三次」からヒントを得たもので、その運ぶものは、そのために特別に作られた漆塗りの茶器です。

利休棗と茶杓

その茶器を、マセラティオーナーズクラブの協力を得て奉納するそうです。Maserati100_26

そして「清水の舞台」では、マエストロ吉田裕史氏指揮による「蝶々夫人」ハイライト上演などが行われるそうです。

自動車が発明された頃から続く伝統のブランド、マセラティのファンだけでなくとも、注目を集めそうな100周年となりそうです。

 (小林和久)

この記事の著者

小林和久 近影

小林和久

子供の頃から自動車に興味を持ち、それを作る側になりたくて工学部に進み、某自動車部品メーカへの就職を決めかけていたのに広い視野で車が見られなくなりそうだと思い辞退。他業界へ就職するも、働き出すと出身学部や理系や文系など関係ないと思い、出版社である三栄書房へ。
その後、硬め柔らかめ色々な自動車雑誌を(たらい回しに?)経たおかげで、広く(浅く?)車の知識が身に付くことに。2010年12月のクリッカー「創刊」より編集長を務めた。大きい、小さい、速い、遅いなど極端な車がホントは好き。
続きを見る
閉じる