2013年には、71万台超のクワトロモデルを製造し、ドイツ国内にあるインゴルシュタットとネッカーズルムの2つの生産拠点からは毎日約2000台のクワトロモデルがラインオフされているそうです。
そして7月11日、 600万台目のクワトロモデルがインゴルシュタット工場からラインオフされました。記念すべきモデルはモンスーングレー メタリックのAudi SQ5 3.0TDIクワトロで、アメリカ市場に向けて出荷。
昨年はアウディのユーザー全体のうち、約44%がクワトロを選択したそうで、プレミアムカーメーカーの中で最も多い4WDモデルの販売台数を誇ります。
最も多いモデルはAudi Q5、そしてAudi A4の順で、とくにアメリカ、カナダ、ロシア、そして中東で高いニーズがあるそう。
2014年の前半は、ドイツ国内市場に向けて約6万1150台のクワトロモデルを生産。アウディではボディタイプ、エンジン、トランスミッションなどの異なる約170ものクワトロモデルのバージョンを用意していて、プレミアムブランドの中では最も多い4輪駆動モデルのラインアップを設定し、すべてのシリーズにクワトロが用意されています。
地域を問わずクワトロの評価が国際的に高くなっている背景には、伝説的な広告キャンペーンやモータースポーツでの活躍がとりわけ貢献しているそうで、たとえばAudi 100 CSが、フィンランドのカイポラスキー場のジャンプ台を駆け上ってゆくTVコマーシャルは、30年経っても熱狂的な支持を受けているとのことです。
■アウディが上半期過去最高の86万9350台を記録
https://clicccar.com/2014/07/14/261674/
(塚田勝弘)