フォードとインテルが顔認識ソフトウェアを使った車載技術の共同研究プロジェクトの立ち上げを発表しました。
テーマは顔認識ソフトウェアの活用が主で、スマホを活用し車両のリモートコントロールなども想定。
すでに、高級車では当たり前になっているシートやステアリングの調整などを、顔認識ソフトウェアを使うことで可能にしたり、登録したドライバー以外が車両を操作できないようにしたりするなどの盗難防止機能も備えています。
また、正しく認識されたドライバーが着座すると、運転中のスマホの使用を制限したり、スケジュールや好みの音楽など、個人的な情報がディスプレイに表示されたりするなど、インパネがよりパーソナライズされた空間になります。
また、音声操作によってたとえばサンルーフの開閉なども可能になるとのこと。
自動運転ばかり注目されがちな車載制御分野ですが、こうした顔認識ソフトウェアを使ったクルマとインパネ、操作系のパーソナライズ化はこれから発展していく可能性を感じさせます。
(塚田勝弘)