三菱パイクスピーク優勝会見! 喜びの増岡浩選手だが「来年以降は白紙」

このレースに三菱が参戦を開始したのは全面舗装されたその2012年。2012年はi-MiEV Evolutionと、米国仕様i-MiEVとなる市販車のMitsubishi iの2台体制(ドライバーは増岡浩選手とベッキー・ゴードン選手)、2年目となる2013年は、MiEV Evolution IIへ車両は進化。さらに同車両の2台体制を取り、ドライバーには増岡選手に加え、新たにグレッグ・トレーシー選手を迎えての参戦だった。3年目となる2014年は、ドライバーラインアップも変わらず、マシンも基本的には、前年のモノを流用する形でリファインしたMiEV Evolution IIIで参戦となった。
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2012年10分30秒850で総合8位・クラス2位(EVクラスのトップは奴田原文雄選手の10分15秒380)、天候が悪化した中で行われた2013年のレースは、10分21秒866で総合13位・クラス2位(EVクラストップはモンスター田嶋選手の9分46秒530、トレーシー選手は10分23秒649でクラス3位)とこれまで2年、一度もEVクラスのタイトルを獲得できていなかった。

過去2年の決勝レースは天候が不順だったわけだが、今年は決勝日は終日快晴に恵まれ、想定以上に気温が上がったほどだった。予選から快調であった三菱の2台は4輪総合で2-3番手の予選タイムを獲得しており、決勝でもその実力をいかんなく発揮することができ、トップに肉薄するタイムを記録した。
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この記事の著者

青山 義明 近影

青山 義明

編集プロダクションを渡り歩くうちに、なんとなく身に着けたスキルで、4輪2輪関係なく写真を撮ったり原稿書いたり、たまに編集作業をしたりしてこの業界の片隅で生きてます。現在は愛知と神奈川の2拠点をベースに、ローカルレースや障がい者モータースポーツを中心に取材活動中。
日本モータースポーツ記者会所属。
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