──優勝も見えてきた?
佐々木:手ごたえは感じています。逆に言えば今回は2位で良かったと思っています。僕的にはまだまだBRZのポテンシャルを引き出せていないと思っているので、もし今の状態で勝ってしまったら現状に一旦満足してしまったかもしれない。まだセットアップも含めてさらに突き詰めたい要素があるので、早くBRZの真のパフォーマンスを引き出したいですね。
──2014年は新たに井口選手を迎え、佐々木選手はエースドライバーとして61号車SUBARU BRZ GT300で戦っていますが、改めてエースとしてチームをリードし育むという立場になっていかがですか?
佐々木:井口選手はスーパーフォーミュラ、GT500も経験しているドライバーなので僕が改めて育てるというスタンスでは無いですね。速さも十分にある。ともにひとつの目標に向かって戦っていくことができる相方です。ただその中でも僕が年上の分、経験がある分、レースの取り組み方やセットアップ等伝えられることがあればと思っていますが、僕自身も彼から影響を受けることが多い。互いに相乗効果で高め合いながらチーム全体をさらに強くしていけたらと思っています。
──コミュニケーションは早くもとれているようですね。
佐々木:僕はあまりドライバーと仲良くしない…というと語弊があるけど(笑)、ドライバー同士はライバルでもあるので友人付き合いは少ないんですが、井口とはジムも一緒だったり、サーキット以外でも会うことがあって。年が離れていることもあり弟みたいなところもありますね。