【東京モーターショー2017】スバリストも知らない!? SUBARU「S208」に隠されたデザイナーの遊び心とは?

11月12日までの期間限定で、450台の抽選販売が行われている「S208」。このエクステリアデザインを担当したのは、コンセプトカーの「SUBARU IMPREZA FUTURE SPORT CONCEPT」と同じデザイナー氏です(もちろんチームで担当でしょうが)。

STIにはデザイナーが在籍していないため、STI各モデルはもちろん、STIのアクセサリーなどもSTIがSUBARUやデザイン子会社などに委託してデザインされるそうです。

なお、SITの森 宏志氏も今回発表された「S208」を前にして、「下手ですが自分でスケッチを描くこともあります」と少し照れながら教えてくれました。

「S208」を運良く手にできたオーナーは、おそらく洗車は機械任せではなく、自らの手で丁寧にするはず。そこで、エクステリアのデザインを担当した方は、1つだけ外観に「STI」のロゴを隠しています。もちろん、トランクリッドやリヤスポイラーなどに配されたものではありません。

写真では非常にわかりにくいのですが、フロントバンパーのガーニッシュ部分のメッシュの中に「STI」のロゴが隠されています。

先述したように「オーナーの方が洗車をした際に気づいてくれれば」という想いが込められています。なお「S207」は、この部分が専用設計ではないためロゴは隠されていないとのこと。今回の「S208」は、ガーニッシュ部分も新たに起こされたため可能になったそうです。

(文/写真 塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
続きを見る
閉じる