ルノー「メガーヌ R.S. 275トロフィーR」画像ギャラリー ─ ニュル最速タイムの限定車

『#under8』と名づけ、ニュルブルクリンク北コースFWD最速奪還を予感させるプロジェクトを進めいていたルノースポールが、ついにやりました。250台限定の『メガーヌ R.S. 275トロフィーR』で、北コース7分54秒36のニューレコード樹立です。

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市販FWD(前輪駆動)モデルとしては最速クラスの「ルノー・メガーヌ R.S.(ルノースポール)」を275馬力へとパワーアップした限定モデルとして『メガーヌ R.S. 275トロフィー』がすでに発表されていますが、この『トロフィーR」は、さらに2シーターとした上で、LSDも含めてトータルコーディネートしたカップシャシーとしたウルトラ・スペシャルモデルです。

エンジンは従来通り2.0リッターガソリンターボで最高出力は275馬力ですが、軽量化がポイントになります。2シーターとされたインテリアで目立つにはレカロのポリカーボネート・モノコックバケットシート。これにより42kgのダイエットに成功しているということです。さらにバッテリーをリチウムイオンの軽量タイプとすることで16kg、スチールとアルミの2ピースディスクブレーキで3kgの軽量化。全体としては約100kgも軽くなっているということです。

そのほか、二輪の高性能マフラーで知られるアクラポビッチのチタンエキゾーストシステムや、F1をイメージしたフロントブレードがインストールされています。さらに、シャシーチューンとして、オーリンズの「ロード&トラック」サスペンションダンパー、235/35R19インチのミシュラン・パイロットスポーツカップ2タイヤなどタイムを刻むために必要なパーツを採用しています。

ストイックにタイムアップを目指しただけでなく、アルカンターラとレッドステッチによりインテリア各部を彩るなどスペシャルモデルとしての仕上げにも余年のない『メガーヌ R.S. 275トロフィーR』。世界限定250台、まもなく本国フランスでの発売情報が発表される予定となっています。

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https://clicccar.com/2014/05/22/255750/

(山本晋也)

この記事の著者

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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