スズキ「スペーシア」に2トーンルーフなどの特別仕様車

新車販売で2か月連続1位を達成したダイハツ・タントのライバルといえば、スズキ・スペーシアが浮かびます。5月の販売台数ではタントの1万8656台に対して、スペーシアは7752台。両車に試乗すると、高速域を中心とする走りはスペーシアの方がやや上かな、という印象を持ちます。しかし、ユーザーがスーパーハイト系を選ぶ際の指標にはあまりならず、CMを含む知名度の方が重視されるのかもしれません。

suzuki_spacia_01もちろん、昨年秋のモデルチェンジでタントの商品力は大きく向上しており、見上げるほど高い天井による広さ感はそのままに、両側スライドドア、助手席シートバックレバーの採用、さらに後席左右席が別々にスライド可能になるなど、弱点も解消されています。

ライバルのスペーシアも手をこまねいているわけはなく、2台の特別仕様車が設定されました。特別仕様車「スペーシア Xリミテッド」は、「X レーダーブレーキサポート装着車」をベースに、前後のメッキパーツやフロント/サイド/リヤアンダー/ルーフの各スポイラーによる洗練されたエクステリアデザインが特徴です。

プリントインテリアは黒色を基調とし、グレーの専用シート表皮やシルバー色のアームレストなどによりシックな印象を受けます。

さらに、ディスチャージヘッドランプやオートライトシステムなどを採用し、装備を充実させているのもポイント。

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特別仕様車「スペーシア カスタムXSリミテッド」は、「XS レーダーブレーキサポート装着車」がベースで、ブラックメッキのフロントグリルとヘッドランプ、ブラック塗装のアルミホイールやLEDイルミネーションを装備してスポーティな雰囲気を強調しています。

内装では、レザー調シート表皮を採用したほか、車体色にブラックの2トーンルーフ仕様車を設定することで、精悍さをより際立たせています。

さらに、両特別仕様車の共通装備として、後席両側ワンアクションパワースライドドアのほか、運転席&助手席シートヒーター、紫外線約99%カットと赤外線カットを両立したプレミアムUV&IRカットガラス(フロントドア)を採用し、ヒーター性能の向上など、快適装備も充実させているのもニュース。

価格はスペーシア Xリミテッドの2WDが150万6600円、4WDが162万4320円、スペーシア カスタムXSリミテッドの2WDが165万2400円、4WDが177万120円です。

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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