Amazonが世界で初めて中古車のネット販売をスタート

世界10か国以上で通販サービスを展開しているAmazonが6月3日から日本で展開する中古車販売は、世界で初めてのサービスになります。

いままでも日産デイズ ルークスの情報をチェックできる特設ページや、あのAmazonの箱に入ってクルマが運ばれてくるキャンペーンはアメリカでもありましたが、中古車販売は初になります。

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中古車販売業者として、名古屋市の「ネクステージ」がAmazon上(Amazon「カー&バイク用品ストア」)で中古車をオンライン販売するもの。今回の目玉は、Amazon専用商品として「ワンクリックで購入できる中古車」を販売する点にあります。

中古車は車両が高単価なうえに、税金や整備費用などの諸費用がいくつもあり、流通経路が複雑、事務手続きが煩雑といった事情により、オンライン通販上でワンクリックで購入を済ませるには向いているといえません。

そこで、ネクステージでは「納車後1週間以内であれば返品可能」、「主要消耗品8パーツを新品に交換」などのサービスを含めた固定価格にて、中古車を提供するシステムを構築。

Amazon_02 Amazon_01価格は33万円、44万円、55万円の3価格での固定制(税金・保険料・諸費用を含む)。エリア限定で送料サービス(配送地域区分のうち「関東」、「中部」、「関西」に該当する地域。その他の地域と離島は別途、ネクステージ規定の送料がかかります)、タイヤ、ブレーキ、バッテリーなどの8つのパーツを新品に交換し、保証範囲は新車の保証に準拠します。

さらに掲載前整備の実施、Amazonとともに中古車販売の取引・運用ルールを構築しての今回のサービス開始で、販売開始時は200台を用意。

また、販売開始記念として購入者100名限定でポータブルナビプレゼントキャンペーンを実施しています。

最近はネットオークションでクルマを売買する人も増えているとはいえ、中古車は年式や走行距離やボディカラー、グレードや装備などの客観的なデータ以外にも、目に見える要素、見えないポイントで、一見同じ程度の物件でも価格差が出ます。実車を見ずにクリックのみの定額制となると、当たりハズレが大きくなりそうですが、いかがでしょうか。

■Amazonでクルマもチェックする時代に! デイズ ルークスが「あの箱」に入って来る!?
https://clicccar.com/2014/03/31/250836/

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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