超高額な輸入車は、「増税なんて関係ねぇ」とばかりに動きがあるようですが、日本自動車輸入組合によると、4月の輸入車登録台数は前年同月比20.6%のマイナス。先日、BMW3シリーズ セダンに18万円の価格メリットがある「スマート・クルーズ」を設定し、実質的に値引きに踏み切ったように、輸入車の反動が大きくなっています。
ボルボは主力モデルであるセダンのS60とステーションワゴンのV60に約50万円相当のメーカーオプションを満載しながら、ベースモデルよりも約20万円安いという特別仕様車「S60/V60 Luxury Edition」を設定しました。実質的には70万円もの値下げになります!
追加される装備は、歩行者・サイクリスト検知機能付追突回避・軽減フルオートブレーキ・システムの「ヒューマン・セーフティ」、「全車速追従機能付ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)」、自動的にライトの一部分を遮光し、対向車のドライバーの眩惑を防ぐ「フル・アクティブ・ハイビーム」などじつに10種類の先進安全関連。
さらに、本革シートと助手席8ウェイパワーシート、PCC/キーレスドライブも用意するなど快適装備も充実。ボルボならではの高い安全性をはじめ、快適装備が満載ですからDセグメントでの競争力はかなり高くなっています。
気になる価格は、ベースモデルのS60 T4 SEは420万6858円ですが、今回の「S60 Luxury Edition」は390万円。また、ワゴン仕様のベースモデルであるV60 T4 SEは441万2572円ですが、「V60 Luxury Edition」は419万円です。
(塚田勝弘)