ベントレーの主力車種であるフライングスパーのV8モデルが早々に日本で公開されました。
今年のジュネーブショーでデビューしたこのモデルは、上級モデルのW12よりも、ベントレーとしてはエントリーモデルとも言える位置づけです。
とは言え、507馬力の4リッターツインターボエンジンを搭載し、0−100km/hまでの加速は5.2秒、最高速度は295km/hの超高級セダンで、価格は「ベントレーとしてはお安い」1890万円で、2000万円を切っているというベントレーのエントリーモデルです。
とは言え、全長×全幅×全高は5299×1976×1488mmと、全高以外はハイエースの大きいほうのスーパーロングくらいの大きさで堂々たるサイズに、ベントレーの名に相応しいインテリアはキープされています。
また、同時に展示された、50年前にコーンズ&カンパニーが輸入を開始したときのベントレーS3サルーンは、「戦後に製作されたベントレーサルーンの中で最も美しい」とされるもので、いま見ても、これからは出てくることがない美しさに感動しました。
(小林和久)