ジュネーブモーターショー2014において発表されていた通り、13代目スカイライン(海外名:インフィニティQ50)にダウンサイジング指向の次世代型2.0リッター4気筒ガソリン直噴ターボが追加されました。
4気筒ターボとしては6代目モデル以来となりますが、環境指向のターボエンジンとしては5代目スカイラインの2.0リッター6気筒ターボにも通じるもので、ヘリテージも感じさせる新しいエンジンといえそうです。
トランスミッションは7速AT、駆動方式はFRのみ。メーカー希望小売価格は、標準の200GT-tが3,834,000円、タイプPは4,212,000円、タイプSPが4,568,400円となっています。
●スカイライン200GT-t 主要諸元
全長:4790mm
全幅:1820mm
全高:1450mm
ホイールベース:2850mm
車両重量:1650kg
最小回転半径:5.7m
エンジン型式:274930
種類・シリンダー数:直列4気筒
ボア×ストローク: 83×92mm
総排気: 1.991L
圧縮比:9.8
最高出力: 155kW(211PS)/5500rpm
最大トルク: 350N・m(35.7kgf・m)/1250-3500rpm
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
タンク容量:80L
燃料消費率:13.6km/L
タイヤサイズ:225/55RF17
主要諸元での注目は車両重量。ハイブリッド(FR)が1760~1800kgとなっているのに対して、4気筒ターボは1650~1680kgと100kg以上も軽くなっているのです。
スカイラインではバイワイヤタイプの斬新なステアリングシステムが話題となりましたが、ターボエンジンモデルのステアリング系はコンベンショナルなタイプで電動油圧式。なお、バイワイヤの「ダイレクト アダプティブ ステアリング」は、今秋にメーカーオプションとして用意される予定となっています。
また、ハイブリッド車ではパーソナルモード96パターンが設定できる「ドライブモードセレクター」もユニークな装備として知られていますが、ターボエンジンの200GT-tにも「ドライブモードセレクター」が搭載されています。パーソナルモードは、12パターンを設定できるということです。
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(山本晋也)