2014年の北京モーターショーで突如公開された「ゴルフR 400 コンセプト」。
VWは当初、「コンセプトカーとしての出展で生産計画は無い」としていましたが、海外メディアによると、その後のVW研究開発責任者 Heinz Jakob Neusse(ハインツ・ヤコブ・ノイサー)氏へのインタビューで生産が確認されたとしています。
同車はゴルフシリーズのフラッグシップモデル「ゴルフ R」をベースに、ポロ WRCのチューン技法を用いて伝説的なラリーカー「ゴルフ G60」を現代流にアレンジしたコンセプトカー。
2.0L 4気筒ターボエンジンを搭載する4輪駆動のホットハッチで、最高出力は400ps/7200rpm、最大トルクが45.9kgm/2400-6000rpm。
そのパフォーマンスは6速DSGトランスミッション、4駆システムの「4MOTION」を介して0-100km/h加速が僅か3.9秒(ゴルフR‐1.0s)、最高速度は約280km/h。
同氏によれば市販モデルはその上を行く最高出力400ps超えの可能性が有るとか。
軽量化で前後バンパーなど、多くのボディパーツにカーボンファイバーを採用。
ワイド化された前後フェンダー、専用のブレーキキャリパー、ローターを装備、大径19インチホイールには235/35 R19タイヤを装着。
インテリアではステアリングホイールやシートにカーボンレザーを採用、アルカンターラ生地を使った専用のフロントバケットシートもスポーツ心をそそります。
また、フロントマスクやフェンダーオーナメント、エンジンカバー、前後シート、ステアリングホイール、メーター、ブレーキキャリパーなどに追加されたイメージカラーのレモンイエローが特別なモデルであることを主張。
デュアル・ルーフスポイラーには横長のハイマウントストップランプを装備、左右各2本出しのマフラーは先代の「R」同様、中央2本出しに変更されています。
現行の「ゴルフR」が発売された際、外観等でスポーティー度の演出がやや抑え気味に感じられた理由がこの「ゴルフR 400」の存在を意味していたのかもしれません。
発売時期は未定ながら、+100ps以上の出力を得た同車の市販化が注目されます。
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