2014年4月登録車セールスランキング、トヨタ・ヴォクシーが3位に大躍進!

自販連(日本自動車販売協会連合会)調べによる2014年4月の国内乗用登録車(軽自動車は含みません)販売ランキングが発表されています。消費税が8%に増税されたこと、年度末セールの反動もあり、小型・普通乗用車全体としては前月比で88.2%となる165,486台の販売となっています。

セールスランキングの1位はホンダ・フィット、2位がトヨタ・アクアと、トップ2こそ先月と同じですが、いずれも台数としては前月比で半分以下。しかし、全体としては大きな動きを見せている注目のランキングとなっています。

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●2014年4月新車乗用車販売台数ランキング(自販連調べ)
1位  ホンダ フィット 15,621台
2位  トヨタ アクア 13,683台
3位  トヨタ ヴォクシー 9,271台
4位  トヨタ プリウス 8,692台
5位  トヨタ カローラ 8,255台
6位 ホンダ ヴェゼル 7,959台
7位  トヨタ ノア 5,412台
8位  日産 ノート 5,364台
9位  トヨタ ヴィッツ 4,924台
10位  日産 エクストレイル 4,204台

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ミニバンとしては初のフルハイブリッドモデルといえるトヨタのヴォクシー/ノアは発売以来、ランキングトップ10の常連となっていますが、ついにプリウスを切り崩してトップ3に食い込んできました。その一方で、これまでミニバンとしてトップ10の常連となっていた日産セレナ、ホンダ・ステップワゴンはランク外と追いやれた格好になっています。

また、人気を高めているカテゴリー、クロスオーバーのニューカマーであるホンダ・ヴェゼルが6位に入っているのもランキングでは目立っています。そのクロスオーバー、SUVカテゴリーでは、10位に日産エクストレイルが、11位にはトヨタ・ハリアーがつけ、虎視眈々と上位を狙っているのも見逃せないといえそうです。

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年度末商戦の反動などから全体に販売を落としている中で、先行受注の多かったモデルが目立っているという見方もできますが、このランキングが今年度のトレンドを示しているのかどうか、来月以降のランキングにも注目です。

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(山本晋也)

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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