自販連(日本自動車販売協会連合会)と全軽自協(全国軽自動車協会連合会)によると、消費税増税後となる4月度の新車販売台数は34.5万台(前年同月比-5.5%)で、うち登録車は18.9万台(同-11.4%)、軽自動車は15.6万台(同+2.9%)となっています。
下のグラフが示すとおり、昨年秋からの駆け込み需要のあおりを受けて特に登録車の落ち込みが目立ち、総新車市場が前年同月比で大きく落ち込む結果となっています。
1‐4月の販売累計台数では前年比+20.8%増となった軽自動車ですが、その中でシェアトップ(30.5%)のダイハツは27.2万台(前年比+15.7%)の状況。
ただ4月に入ってからは‐3.2%と下降気味で、新車効果が顕著な一部のメーカーを除き、同社以外でも前年割れが目立ち始めています。
ダイハツが先日の決算発表の際に明らかにしたところによると、軽自動車市場は駆け込み需要が大きく寄与した前年度(2013年4月‐3月)の226万台に対し、今年度は‐20%減の180万台、来年度は更なる消費税増税(10%)で約170万台に落ち込むと見ているようです。
この場合、2015年度の販売台数は、2013年度比で約50万台減少することに。
こうした懸念材料への対応として同社は「革新的な技術」と「魅力的な新型車」の投入で乗り切る考えで、更なるシェア拡大に向けて今年度中に低燃費・低価格な新型車を6車種投入予定とか。
同社は国内外共に厳しい環境ながら、将来の成長に向けて設備投資・研究開発については積極的に推進するとしています。
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